放浪者とファジィの意外な共通点

パラドクスとファジィ 世界数学遺産ミステリー 仲田紀夫 黎明書房チュウゴク ヨンセンネン スウガク ミステリー ナカダ,ノリオ 発行年月：2007年07月 ページ数：174， サイズ：単行本 ISBN：9784654009435 『数学ミステリー〈3〉白馬は馬ならず』改題書 仲田紀夫（ナカダノリオ） 1925年東京に生まれる。

東京高等師範学校数学科、東京教育大学教育学科卒業（いずれも現在筑波大学）。

（元）東京大学教育学部附属中学・高校教諭、東京大学・筑波大学・電気通信大学各講師。

（前）埼玉大学教育学部教授、埼玉大学附属中学校校長。

（現）『社会数学』学者、数学旅行作家として活躍。

「日本数学教育学会」名誉会員。

「日本数学教育学会」会誌（11年間）、学研「会報」、JTB広報誌などに旅行記を連載（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1章　竜馬と神亀の謎とパズル（東方の二大文化ー古代中国数学のレベル／魔方陣の始まりー河図・洛書が語る／タングラムで遊ぶー図形作りの楽しさ／古典「九数」の内容ー算数・数学の語のルーツ／釈迦と数字ー仏教語から数詞）／第2章　“百家争鳴”の五百年とその論理（名著『春秋』の影響ー記録の価値と統計の出発／諸子百家の論調ー理論構成の工夫とファジィ／戦国時代の最強武器ー舌は剣より強し／パラドクスの妙ー詭弁・強弁・こじつけ弁／「科挙」制の功罪ー中国官僚の条件）／第3章　『西遊記ランド』の夢と西域地図（シルクロードの点と線ーケモノ道から“物資の道”／中国、西欧相互の交換品ー「胡算」は算盤？／西安は世界のヘソー座標の原点の考え／玄奘の著『大唐西域記』ー文化の移入・伝播／敦煌と『西遊記ランド』ー○○ランドとコンピュータ）／第4章　“三国志”の中の戦略・術数（“三国志”物語の魅力ー分類・分析の考え／覇王と軍師ーNo．1とNo．2の論理と詭弁／神算鬼謀、権謀術数ー数学界のこじつけ／占星術と『組合せ理論』ー“占い”と数学の関係／オペレイションズ・リサーチー戦勝のための数学術）／第5章　三千年の背景をもつ「算経」（“竹を弄ぶ”が算の古字ー計算道具のいろいろ／漢代の数学レベルー「漢数字」と他民族の数字／『算経十書』と論理ー唐代の偉業と後世への影響／美都“杭州”と美学ー中国数学の黄金時代／終点“京都”と和算ー日本独特の数学の誕生） 中国古代の春秋戦国時代や三国時代に誕生し、発展した論理や詭弁、戦略や戦術などを三須照利教授が探る中国四千年の数学の旅。

本 科学・技術 数学